胃や十二指腸、食道の消化器に病気がある際と中枢神経といって頭に問題がある際に吐き気を生じます。ほか、全身の状態が悪い電解質異常や尿毒症、心筋梗塞や尿路結石でも生じます。女性であれば妊娠でも吐き気が生じることを忘れてはいけません。ストレスや不安が原因でも嘔吐することがあります。

当院では器質的な病気（原因の病気があって治療しなければならない状態）がないことを確認した際にも吐き気がある患者さんに対して治療を行います。胃カメラ（上部消化管内視鏡）をやっても胃癌も胃・十二指腸潰瘍も食道の病気もない場合でも吐き気が止まらない方がいらっしゃいます。ほか、上記の器質的疾患でもない場合ですと消化管の機能が悪いか、吐き気として感じる脳やこころ（自律神経を含む）の調子が悪いことが考えられます。そこで漢方は心身一如の考えで消化管の機能と脳やこころ（自律神経を含む）を同時に治療することでどこが悪いのかを調べるよりも症状を早くとってあげるような治療を考えます。もちろん、症状が取れた場合も器質的疾患がないかはフォローアップいたします。

ぜひ一度ご相談ください。お電話は03-3856-0130（おひさま）、Mapはこちらになります。