立ちくらみ
病気や薬剤による自律神経系の機能不全、心臓が血液を送り出す能力の低下、血液量の減少(循環血液量減少)ホルモンに対する反応性の低下により立ちくらみが生じます。 貧血や顕著な脱水がある場合はすぐに原因を検索するとともに治療を開始いたします。便潜血検査を施行して、内視鏡ができる施設にご紹介をいたします。緊急で内視鏡が必要な場合も病院と提携しているため安心してください。心臓が血液を送り出す能力の低下で生じることもあり、不整脈があり頭に血液がいかない時間があると立ちくらみの症状が出ることがあります。当院では心電図、ホルター心電図(24時間心電図)の検査が可能です。心臓の機能がとても悪い心不全の際や末梢の血管の収縮が悪い低血圧でも生じます。小脳といった体のバランスを調節するところの異常や栄養する椎骨脳底動脈という動脈の血流が悪いことでも立ちくらみとして感じることがあります。
最も多いものは自律神経の機能異常で生じるものです。薬剤による低血圧や自律神経の調整障害がある場合は薬剤の中止をいたします。非常に稀ですが神経内科疾患の多系統萎縮症やパーキンソン病のような神経変性疾患の初期症状の可能性がないかは注意いたします。通常であれば、フルドロコルチゾンまたはミドドリンのような血圧を上げる治療や循環血漿量を上げる治療が選択されますが高血圧、動脈硬化のリスクが高い患者さんには選択しづらいです。自律神経が過敏すぎる場合は抗不安薬の処方についても検討いたします。漢方薬は立ちくらみに対して有効なことがあり、症状のみならず自律神経を整える作用もあるものがいくつかあります。利点としては立ちくらみの症状のみならず、めまいや不眠が同時に治ることもあります。
ぜひ一度ご相談ください。お電話は03-3856-0130(おひさま)、Mapはこちらになります。