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物忘れ、フレイルについて

物忘れ

まずは問診や長谷川式簡易スケールで認知症や認知症の初期(MCI)でないかを判断いたします。甲状腺機能低下症や慢性硬膜下血腫、うつ病など認知機能低下をきたしますが、治療ができる病気を除外いたします。

認知症が疑われる場合は、脳の MRI 検査や核医学検査を施行してアルツハイマー型認知症、血管性認知症、Lewy小体型認知症、前頭側頭型認知症、その他の認知症として鑑別いたします。

ドネペジルをはじめとしたアセチルコリンエステラーゼ阻害薬やNMDA受容体拮抗剤であるメマンチンの処方もいたします。MCIについては西洋薬による薬物療法の適応にはありませんが、東洋医学的な病態としては治療適応があることもあり腎虚(先天性の力が減っている状態)や気虚(エネルギーが減っている状態)に対しての治療が有効なことがあります。

アルツハイマー型認知症の周辺症状に対する抑肝散およびその他の漢方の処方についても行っております。

フレイル

フレイルとは加齢により心身が老い衰えた状態で、生活の質を落とすだけでなく、さまざまな合併症も引き起こす危険があります。昔でいう心身での衰弱による『寝たきり』の状態につながっていく状態で早く介入することで改善が見込まれることもあります。こちらも認知症の治療と似ており、腎虚、気虚や血虚(乾燥や栄養不足)の治療や薬の飲みすぎ(=ポリファーマシー)を良くすることで改善することがあります。

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