まずは、生活習慣の見直しと親御さんの理解（怠け病ではない）が必要です。非薬物療法（日常生活上の工夫）として

1. 坐位や臥位から起立するときには、頭位を下げてゆっくり起立する。
2. 静止状態の起立保持は、1-2分以上続けない。短時間での起立でも足をクロスする。
3. 水分摂取は1日1.5-２リットル、塩分を多めにとる。
4. 毎日30分程度の歩行を行い、筋力低下を防ぐ。
5. 眠くなくても就床が遅くならないようにする。

ようにいたします。

それでも難しい場合は昇圧剤や脈が速くならないお薬の内服を検討いたします。

漢方薬による緩和が効く例もありますが、決して全例ではなく数割程度です。効果のある方には著効いたしますのでご相談ください。（漢方による緩和で効果がない場合や重症な方は専門の小児科の先生や睡眠学の専門の先生にご相談いたします。逆に従来の治療法で効果がない場合は一度ご相談してください。）