頻尿は昼間頻尿と夜間頻尿に大別されます。昼間頻尿は日中の排尿回数が多くて困っていることです。日中（非就寝時）に8回以上排尿すると困ることが多いため治療の適応の目安といたします。夜間頻尿は就寝後に1回以上排尿のために起きることです。就寝後に2回以上と困ることが多いため治療の適応の目安といたします。

タイプとして、多尿といっておしっこの量が多いこと：水利尿（尿崩症・多飲）、浸透圧利尿（糖尿病など）夜間多尿といって早朝尿を含んだ夜間の尿量の割合が多いこと：夜間の多量飲水（水分、アルコール、カフェイン）、うっ血性心不全、高血圧、腎不全、睡眠時無呼吸症候群、ADH日内変動の消失など。1回の尿の量が減ること：膀胱容量の減少（前立腺肥大症、過活動膀胱、尿路感染症、膀胱結石、膀胱腫瘍など）、睡眠障害など。どのタイプの頻尿かで診断が違ってきて治療法も異なります。尿路感染症、膀胱結石、膀胱癌が潜在している可能性があるので，尿検査と超音波は行います。

東洋医学で『腎虚』といって腎臓を含めた下半身のパワー不足におちいると頻尿のみならず、腰痛や足の冷えや火照り、足のつかれ、精力減退などが起こることがありこの状態を治療すると改善することもあります。

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