脳卒中(とくに脳梗塞)について
脳卒中は、たばこ、大量飲酒や運動不足などの生活習慣の乱れから起こりやすい病気です。
また、高血圧、高脂血症(脂質異常症)、糖尿病などの病気・症状のある方もおこる危険性が高いと言われています。
脳卒中の予防
当院では、脳卒中を防ぐため、高血圧や高脂血症(脂質異常症)、糖尿病および肥満症の生活習慣についての指導や処方を行っています。喫煙も脳卒中の危険を上げますので、原則は禁煙をお勧めいたします。(保険の禁煙外来の実施については今後検討いたします。)脳卒中は、日本国内において、がんに次いで死亡原因の高い病気ですが十分に予防が可能ですので、ご自身の生活習慣が気になる方は是非当院にご相談ください。
脳卒中は脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血、その他を併せた病気です。そのなかで最も多く、予防できる脳梗塞についてお話いたします。脳梗塞の予防として血を固まりにくくするお薬が有効であり、継続や新規に導入いたします。(導入の際には他の施設で MRI や CT の検査を依頼することがあります。)当院では超音波による頸動脈の狭窄率やプラーク(たまった汚れ)の検査で脳梗塞の危険が高いかの評価を行えます。動脈の狭窄が強い場合は適切な医療機関にご紹介して頸動脈のプラーク除去の手術やステント(内張り)を依頼して脳梗塞を予防いたします。